故人の遺品整理をしなくてはいけない…。精神的にも落ち込んでいる状態ですし、遺品整理はできるだけ費用を安くおさえたいですよね。
この記事では、そんなあなたに「遺品整理の費用を安くおさえるコツ」について説明します。この記事を読めば、費用を安くできるポイントがわかります。
全国で対応しているおすすめのサービスも紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
もくじ
遺品整理の費用を安くおさえるには
遺品整理は「何を優先するか」で考え方が変わってきます。
費用を安くすることを優先する場合は、その分時間や手間などをかける必要が出てくるでしょう。
反対に時間の制限などがある場合は、ある程度費用をかけても早くしなければいけないこともあります。
遺品整理をどのようなバランスでおこなうか、考える主な条件を以下にあげてみましょう。
- 現地に頻繁に足を運べるか
- 賃貸住宅の立ち退きなど、期限がないか
- 遺品が多くて時間と手間がかかり過ぎないか
- 手間をかける精神状態にあるか
その他にも置かれている状況によって、どのように遺品整理するかを判断しなければいけません。
まずは落ち着いて、状況を整理することからはじめましょう。
遺品整理の費用を安くする3つのコツ
ここからは、遺品整理の費用を安くする具体的なコツを説明します。そのコツとは以下の3つです。
- 自分で捨てて量を減らす
- 買取サービスを利用する
- 相見積もりを取る
遺品整理は、四十九日を終えたころにする人が多いようです。
期限などがなければ時期はそこまで気にする必要がありませんので、気持ちに整理がついたタイミングではじめるのが良いでしょう。
次の章から3つのコツについて1つずつ説明しますので、実際の状況をイメージしながら読んでみてください。
自分で遺品を捨てて量を減らす
遺品整理の費用を安くするコツの1つ目は「自分で遺品を捨てて量を減らす」です。
あたり前ですが、処分する遺品は量が少ないほど安くなります。自分で捨てられるものは捨てて、できる限り量を減らしてみましょう。
業者にお願いすると、必要なものまで捨ててしまう恐れもあります。そういう意味でも、「まず自分でやる」という気持ちは大切でしょう。
しかし、思い出にひたって時間がかかり過ぎたり、捨てられなくなったりということも考えられます。自分である程度の期限やルールを決めてからはじめるのが良いでしょう。
買取サービスを利用する
遺品整理の費用を安くするコツの2つ目は「買取サービスを利用する」です。
家具や家電などは、リサイクルで買い取ってもらえることがあります。買取サービスで得られた金額分を、遺品整理の費用から相殺してもらえるのでおすすめです。
家具や家電以外でも貴金属や時計、カメラ、着物などがある場合は、買取サービスを検討してみましょう。
注意点として、テレビや冷蔵庫などの処分には、家電リサイクル法で決められたリサイクル料金がかかります。家電のリサイクル料金も考慮して検討すると良いでしょう。
相見積もりを取る
遺品整理の費用を安くするコツの3つ目は「相見積もりを取る」です。相見積もりは、3社以上取るのが基本になります。
見積もりを取っておくと、後から不当に高額な請求をされることも防げます。見積もりは無料の場合が多いので、必ず現地に来てもらって見積もりしてもらいましょう。
また、作業日を業者側に合わせるなど相談をしてみると、費用を安くしてもらえる可能性があります。
見積もり時にいくつか相談して、その対応で信用できる業者なのかを判断してみても良いでしょう。
遺品整理の料金相場はどのくらい?
遺品整理の料金は、どのような基準で決まるのでしょうか。一般的には部屋の間取りを目安にして、作業人数や作業時間で決めることが多いようです。
相場としては1LDKで7~20万円、2LDKで12~30万円となります。
金額の幅が大きいのは、遺品整理といっても状況が大きく異なるからでしょう。
料金を決めるポイントには、以下のようなものがあります。
- 荷物の量
- 家具や家電の買取の有無
- 特殊清掃などのオプションの有無
- エレベーターや駐車場などの作業環境
オプションも「車の処分代行」や「ハウスクリーニング」など、様々なものがあります。
このように遺品整理の費用には幅があるので、相見積もりを取ってしっかり比較することが必要でしょう。
こんな業者には要注意
遺品整理の業者にも、悪いことを考える人は存在します。
ここでは、悪徳業者かどうかを判断するポイントについて説明していきましょう。
注意すべき業者の特徴について、代表的なものを以下にあげてみます。
- 電話やメールのみで現地に来ない
- 相場よりも明らかに安い
- 見積書の内訳が書いていない
- 周辺住民や環境への配慮がない
遺品整理は精神的につらい時期におこなうので、悪徳業者にだまされやすい状況とも言えます。
これ以上つらい状態を作らないように、慎重に対応しましょう。
相見積もりを取って、費用だけでなく業者の対応なども比較することをおすすめします。
費用が安くて評判の良い業者を探す方法
ここからは、良い遺品整理業者の探し方について説明します。
一つの目安として、「遺品整理士」がいるかどうかを確認してみるのが良いでしょう。
遺品整理士は、一般社団法人遺品整理士認定協会が発行している資格で、故人の想いがこもった品々を大切に扱うスキルや心構えを習得しています。
法律の知識もあるので、相続や空き家などの相談もできます。買取サービスなども含めて希望に合った遺品整理ができるよう、アドバイスしてくれるでしょう。
業者のあてがないという人は、近くで遺品整理士がいる業者を探してみてください。
どこに相談する?おすすめサービスを紹介
具体的に相談できる業者は、どうやって探せば良いのでしょうか。ここでは、おすすめのサービスをご紹介します。
そのサービスは以下の2つです。2つとも全国に対応しているので、近くでお願いできるか確認してみると良いでしょう。
バイセル
バイセルは着物の査定などに強い、遺品の買い取り業者です。出張料や査定料、キャンセル料がかからないので、しっかりと相談することができます。
女性限定ですが女性査定員を指名できるサービスもあり、そのあたりの配慮もしっかりしていると言えるでしょう。
みんなの遺品整理
みんなの遺品整理は、遺品整理業者を紹介してもらえるサービスです。
このサービスの特に良い点は、登録されているすべての業者に遺品整理士が在籍しているところです。
「遺品の整理以外にもいろいろ相談したい」という人は、近くの業者を調べてみると良いでしょう。
まとめ:遺品整理の費用を安くして、精神的に楽になろう
今回は「遺品整理の費用を安くおさえるコツ」について、業者の選び方なども含めて説明しました。
遺品整理は、精神的にも肉体的にも大変なことです。
しかし、お世話になった故人へ恩を返す気持ちで、頑張ってやりきりましょう。
あなたがあなたらしく生きるのが故人の最大の望みだと思います。
故人がどう思っているかを想像し、使えるサービスは使ってなるべく精神的に楽な方法を選択してください。
業者などを活用することで、一人で抱え込まずにうまく相談しながら遺品整理を進めていきましょう。