墓石を安く購入するための4つの方法!石材の産地や種類でも価格は変わる

使われている石材(石に加工を施したもの)によって墓石の価格が大きく変わることをご存じですか?

墓石に使う石材はどんな物でもかまわないわけではありません。長い年月の風雨に耐えるための硬さと耐久性が重要です。

また吸水率が高いと墓石の内部にまで水分が浸透し、赤錆の発生やシミや変色がおこります。光沢が薄れ、苔が発生しやすくなり劣化を早めるのです。そのため水を吸いにくいことも大切です。

また、墓石は同じ石・同じ工事方法でも業者によって100万円以上の価格差が出る場合があります。できれば後悔しない納得できる価格で墓石を購入したいですよね。

そこでこの記事では、石材選び方と墓石を安く購入する方法を紹介します。

墓石の価格が変わる4つのこと

石材の種類

主に使われている石材は4つに分類されます。石材の種類によっても価格は変わります。

花崗岩(かこうがん)

:白が基調で灰色や黒み、赤みがかかったものがある。

特徴:硬く耐久性があり、吸水率も低く風化に強い。磨くと光沢がでる。国内で最も使われていて御影石(みかげいし)とも呼ばれる。

安山岩(あんざんがん)

:淡い灰色。

特徴:硬く耐久性に優れているが花崗岩にやや劣る。吸水率も若干高め。きめ細かく整った石目が緻密で美しい。

斑糲岩(はんれいがん)

:深みのある黒。

特徴:非常に硬い。耐久性が高く、吸水率も低く風化に強い。磨くと光沢がでて艶が長持ちする。黒御影石とも呼ばれる。

閃緑岩(せんりょくがん)

:斑糲岩より薄めの黒。

特徴:硬く耐久性があり吸水率も低く、風化に強い。磨くと光沢がでて艶が長持ちする。国内では採掘が少ないため国産品を使うのなら高級な墓石となる。こちらも黒御影石と呼ばれる。

石材の産地

国内で多く流通している石材の産地を紹介します。産地によって石材に特徴があり、価格を決める要素のひとつになります。

日本産

良い点:石自体の品質が良く職人の採掘技術、加工技術が丁寧で仕上りが美しい。

欠点:閉山した採石場も多く、供給量が少ないため価格が高くなる。

中国産

良い点:採石量が多く比較的手頃な価格で高品質の石材を買うことができる。

欠点:日本産にも劣らない品質の物もあれば不安な物もあり品質のばらつきが多い。

インド産

良い点:硬くて吸水率が低く耐久性に優れている。色彩が豊富で色艶が良く、長期間の輝きが保たれる。黒御影石の品質が高い。

欠点:全般的に日本産より安いが価格はそこそこ高い。

南アフリカ産

良い点:硬くて吸水率も低く、耐久性もあり品質が良い。近年、美しいカラーに結晶が浮かぶ模様の物に人気があり、洋型墓石やデザイン墓石に使われることも多い。

欠点:美しいカラーや結晶が浮かぶ模様を墓石には派手だと感じる人もいる。一旦中国へ運び、加工をして日本へ輸出するのでコストと時間がかかる。

墓石の大きさ

大きい墓石は石材を多く使います。そのぶん工事の作業時間も長くなり工賃がかかるので価格が高くなります。

彫刻の内容や加工費

文字彫刻は文字の大きさや数によって費用が違ってきます。

きれいな飾り彫刻や特殊加工をすることで独創的で自分らしい墓石が完成しますが特殊な彫刻は費用もバカになりません。安くするにはシンプルが一番です。

好みの色と産地の組み合わせ方次第で墓石の価格は変わります。たとえば中国産やインド産の安価で高品質な石材を使い、小さめでシンプルなデザインにすると、だいぶ価格を抑えることができます。

続いて以下では墓石をなるべく安く買う方法を紹介します。

墓石を安く買うための4つの方法

加算費用のかからない定額墓石

定額墓石とは墓石本体以外に工事費(基礎・石積み・耐震免震加工)、文字彫刻、長期間保証等が価格に含まれている墓石のことです。

通常は墓石価格に工事費用等が加算されていきますが、セット販売なので想定以上に費用がかさむことはありません。

展示品や在庫品でも気にしないならアウトレットもあり

現品限りの展示品や在庫をアウトレット販売している石材店もあります。数%割引から半額程度になります。

既製品なので石材・色・デザインを考える必要はありません。展示されている中からお好きな墓石を選べばよいのです。

ただ、その中には傷がある場合や、日焼けによって変色している場合もあります。

十分に見て品定めをし、保証書やアフターサービスのついている墓石を選びましょう。

アウトレットになっている理由が気にならないのであれば大変お得です。

アウトレットではありませんが『お彼岸セール』とか『お盆セール』等の期間を設けて安く販売することがあります。

新聞の折り込みチラシやネット情報をチェックしてみてもいいですね。

ネットで墓石を購入する

ネット通販でも墓石を購入できます。

多くは中国産の石材を使った定額墓石になります。価格に含まれるものや配送料の有無は業者によって違ってきますが、人件費や広告費が多くかからないため対面販売の墓石と比べると安い傾向にあります。

メールや電話でのやり取りは気軽な反面こちら側の要望の細かいニュアンスが伝わりにくく、実物を見るまでは画像だけの確認なので全体の雰囲気がイメージと異なってしまう可能性があります。

アフターサービスや問題が生じた場合の対応についても契約前にしっかりと確認しておきましょう。

通常販売の墓石と比較し、大きすぎる価格差がある場合は要注意です。

複数の石材店に相見積りを取る

複数社に相見積りをとることも価格を安く抑える方法のひとつです。はじめに同じ条件を提示して見積書を作成してもらい、その中から納得できる価格の業者を選びます。

価格の安さも重要ですが他社の価格を見て、どんどん値下げしてくる業者は自分たちの都合で手のひらを反す可能性もあるので避けたほうがいいかもしれません。

何より契約書はもちろんですが、依頼する工事内容、その依頼に対する請書は必ず詳細に正規書面として残しておきましょう。

親しい石材店であっても、口契約や、口約束はトラブルの元です。

墓石が完成し設置工事が終わった後、依頼内容と違う場合に証拠紙面がないと手直し費用が追加されてしまう場合があるかもしれないからです。

価格や品質の不安、不明な点は購入予定のお店や信頼できる石材店に相談して下さい。石材の業界団体に加盟しているお店はアフターケアも充実しており信頼できます。

複数の石材店から一括見積りを取るなら「墓石ナビ」がおすすめ

墓石ナビでは墓石についての知識がわかりやすく丁寧に説明されています。成約事例も写真付きで掲載していますので墓石をイメージしやすいのも特徴です。

墓石ナビから複数の石材店へ一括見積りができます。石材店によって得意不得意な石材があるため、複数社から見積りを取得することで同じ石をお得に購入することが可能です。

墓石ナビのおすすめポイント
  1. 複数の石材店へ無料で一括見積りできる
  2. 墓石ナビの利用で平均37万円購入金が安くなっている
  3. 墓石工事契約が完了すると建墓お祝い金がもらえる

見積り自体は無料で行えるので、墓石の購入前に一括で見積りを取得して相場感を把握することが重要です。

なるべく費用を抑えて墓石を購入するなら1社だけに相談するのではなく、複数社から見積りを取ってみることが一番大切です。

墓石は子の世代、孫の世代まで受け継がれます。返品できない高価な物ですから後悔しないよう、しっかり吟味してお選び下さい。

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